Pianist Mieko Eigen

チケット情報　 　音の絵サンデーコンサート～いろいろなプレリュード～　2014.06.18

●6月22日（日）国立市　アートスペース＆ティー「わとわ」　追加席販売のお知らせ
わとわさん、櫻文堂さんのご好意により、追加席を１５席ほどご用意できました。
ネット予約はこちらから。
または電話予約はカンフェティチケットセンター　0120-240-540（受付時間　平日10：00～18：00）　までお願い致します。

●＜わとわさんの紅茶を楽しむ会＞
6月22日の音の絵サンデーコンサートの終演後、
会場である「わとわ」さんのスリランカ紅茶を楽しむ会を急遽ですが行います。

オーナーの廣瀬さんはつい先日も、スリランカへ直接何ヶ月も行かれて、紅茶を仕入れるほど、大変にこだわっています。
せっかくの機会なので、お一人さま500円で、サブレ付でお紅茶を提供していただけることになりました。

受付は当日行いますので、お時間がある方は是非ご参加ください。

わとわさんのスリランカ紅茶の詳細は http://www.watowa.com/tea/index.html　まで

「更新再開につきまして」　永源よりご挨拶申し上げます。　2013.05.18

長い時間ご無沙汰してしまいました。にも関わらず、このホームページを御覧くださる皆様にお詫びと感謝の気持ちでおります。
昨年8月に母が亡くなりました。母につきましては、またお話出来る時があれば折りに触れ、お話させて頂きたいと思っておりますが、つい先日、茨城県鉾田市で「動物たちの音楽祭」という演奏会でピアノを弾かせて頂きました。母が亡くなる少し前にお話を頂いてから5月12日の本番まで、一年近く関わった演奏会です。特に最近の二ヵ月は生活すべて捧げました！と言っても過言でありません。
「町の子供たちの心が動くようなものを作りたい」と、地元鉾田市出身で東京で活躍されているサクソフォン奏者の方波見一真さが手懸けた演奏会です。お話を三作書き下ろして下さったのは、福岡出身、東京在住の作家志望の徳永謙顕さん。まだ若いながら、沢山の可能性を秘めた二人がいいものを作り上げる過程に立ち合わせて頂けた事は、本当に嬉しい事でした。実を言いますと、私の方がかなり年寄りですが、私も彼らのパワーにひっぱられて、何か夢のある事をしたくなります！
母が亡くなる直前に弾いていた音楽は、その後の入院生活の忙しさでプツンと糸が切れたようになってしまっていた所、この演奏会で弾いたプーランクやヴィラ・ロボスなどの作曲家がまた夢の糸を繋いでくれた気がします。この演奏会で弾かせて頂いたすべての作曲家に感謝しております。特に、プーランクを弾いているといつでも生きていて良かったし、これからも生きていくのだと思います。
このような状態を作り出して下さった、方波見さんと徳永さんもありがとうございます！これでまたお話をする事が出来るようになってきましたので、たまでいいですからこのホームページを覗いてくださると嬉しいです。この演奏会に興味をもたれましたら、どうぞ「動物たちの音楽祭」ホームページも御覧頂けますと有り難く存じます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

リサイタルにお越しくださった皆様へ

6月24日（日）永福町ソノリウムで開催致しました、「実に　不思議の国の　ロシア　vol.2　永源美恵子ピアノリサイタル」に、お忙しい中大勢のお客様に御来聴頂きまして、誠にありがとうございました。 演奏会を終え、今の所私が思いますに、メトネルの音楽は宝物がいっぱい詰まっている玉手箱のような音楽です。不安や焦り、絶望から安らぎや希望に至るまで、私達が人生で体験しうる、ありとあらゆる感情が詰まっています。その音楽を耳にした時、それらが生きている現実となって心が同調します。まるで子供の純粋無垢な心が傷つき喜ぶように。 そして全ての曲ではありませんが、特に作品11のソナタ三曲は、確信に満ちた勝利で終わります。特に、ソナタ　エレジーは、ベートーヴェンを敬愛していたメトネルならではの音楽に思います。調性も第九と同じニ短調→ニ長調。精神的に共通するものがあります。簡単に申しますと、聴いて（弾いて）いると生きる元気が出て嬉しくなるというのでしょうか。 演奏でこれらをお伝え出来たとは到底思えませんが、お許し頂けるのでしたら、もっともっと沢山お伝えできるよう精進いたしますので、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。 永源美恵子

P.S.
とても嬉しくありがたく思えたお話をさせて頂きます。聴いて下さった方が、祝祭の踊りが耳から離れず、弾きたいと楽譜を買いに行って下さったとの事です。

＜Program＞

●労働の讃歌 op.49-1
Hymne vor der arbeit Op.49-1 Allegretto molto tranquillo
●２つのおとぎ話　Op.14-2 「騎士の行進」
Two Tales,op.14-2 "March of the Paladin" Allegro marciale
●２つのおとぎ話　op.20-2 「鐘」
Two Tales,op.20-2 "Campanella" Pesante.Minaccioso
("Song or tale of the bell,but not about the bell")
●６つのおとぎ話　Op.51-3, Op.51-5
Six Tales, op.51-3 Allegretto tranquillo e grazioso op.51-5 Presto
●３つのおとぎ話　Op.42-3
Three Tales,op.42-3 Moderato,narrante
●忘れられた調べ第１集 Op.38-3「祝祭の踊り」
Forgotten Tunes Cycle 1 op.38-3 "Danza festiva" presto
●ソナタ三部作 Op.11
Sonate Triade op.11-1 Allegro non troppo
op.11-2 "Elegie" Andante molto espressivo
op.11-3 Moderato,con passione innoccente

＜Encore＞

リャードフ/牧歌的プレリュード（作品番号なし）
A. Lyadov/Prelude-Pastorale